preliminary article
効果的な学習法と継続。これに限ります。
とにかく、あせらず毎日少しずつやることが大切です。
いきなり多くのことをまとめてやって嫌になるより、ちょっとやって残りは明日に、と言うくらいの気持ちでいたほうが長続きします。いくらたくさん学習しても継続しなければ意味がありません。(もちろん、調子がいいとき、暇なときは普段より大目にやるのはいいですが)
では、どれくらい継続したらいいのか?つまり、実感できるのはいつ頃かということですが、個人差や学習量によって異なりますが、3ヶ月くらい、遅くとも半年くらいで自分自身で実感できるはずです。実感できたときにさらに継続すれば、そこから英語能力の向上曲線はさらに伸びるはずです。
次に効果的な学習法ですが、わたしの場合ですが、ReadingとListeningを並行して進めたほうが効果が高いと思います。それと、必ず目標を立てることです。それによって学習方法は多少異なってきますから。
たとえば、2カ国後放送をしているニュースを”正確に”聞き取れるようにする、という目標を立てたとしましょう。
まず、Readingで考えると、ニュースですから、時事英語を読むことで効果があります。最近は、Internetから記事を入手できるので、PDICのポップアップ検索を使いながら、英文を読みます。解らない単語は、ポップアップウィンドウでTabキーを押して暗記必須マークをしておきます。
ある程度記事を読んで、暗記必須単語が増えてきたら、暗記テストを行います。
暗記テストには、補習機能があります。この補習機能を使うか使わないかで、語彙力の伸び方が違います。
もし、知らない単語が多いときは、最初は出題数を少な目(20語くらい)にして行い、補習ですべて暗記するように努力します。もし、余裕があったら、補習した単語数をノートに書いておくのも面白いです。この単語数と言うのは、自分が記憶した単語数と一致するわけです!(見かけ上の数ですが・・・)たとえば、1回20問の出題で、暗記度が50%、テストを5回やり、、それを1週間続けたとします。そうすると、20×0.5×5×7=350語!さらに、1ヶ月続ければ、1500語!!という驚異的な数字になります。本当は重複する単語が多いので、本当にそれだけ覚えられるわけではありませんが、忘れかけている単語を何度もテストすることにより、確実に暗記できることになります。
また、不正解単語をテキストファイルに落とし、印刷して電車の中などで暗記するのもいいかもしれません。
さて、これでReadingにより、語彙力はアップできます。
次は、Listeningです。これには、ListeningMasterを使います。このとき、教材を入手する必要があります。いきなり、時事英語の教材だと単語も難しく、つらいと思うので、まず簡単な英会話教材、音声と英文と訳文がついているものを買ってきます。(もらってもいいですよ)そして、そのテープ(or CD)をパソコンに録音し、ListeningMasterで再生します。もし、聞き取れないところがあった場合は、その音声と一緒に自分も発音します。これは非常に重要です。単に何度も聞いて、英文と対比させながら、“聞き取れたふり”をするのはよくありません。とにかく、一緒にしゃべることです。きっと最初は速いと感じ、難しい教材を買ってしまったなぁ・・・と後悔するかもしれませんが、それがちょうどいいのです。何遍も何遍も聞いているうちに同じ速さでしゃべれるようになります。(すぐには絶対に無理ですから諦めないことが大切!)
この発音の練習のときに注意すると良い点は
1.その文の強弱がどこにあるのか注意しながら聞く、しゃべる
2.単語と単語の間隔、または音節と音節の間隔をうまくつかむ。(短く速いところと伸ばすところがある)
3..単語と単語のつながりに注意する。(come out ofはカム・アウト・オブではなく、カマウトブなど)
4.英語独特の発音に慣れる、発音できるようにする(発音の仕方は専門の本に任せます)
5.これは慣れてからですが、聞いてすぐにその訳も連想できるようになることも大切
どこの本でも書いてありますが、以上の点を注意しながら何度も発音練習しましょう。個人差によりますが、1文50回くらいやってできなくても、いつの日かは絶対にできるようになるので、挫折しないこと。繰り返し、継続が大切です。また、不得意なところ、たとえば単語3つ分だけを何度も集中的にやるのも効果的です。ListeningMasterでしたら、マウスをクリックするだけでそこから再生できます。come out of, come out of, come out of,...と何度も一緒に発音する・・・外人さんの声が聞こえなくなったら、同じようにしゃべっていることになります!!(自分の好きな音楽に合わせて口ずさむのと同じです)
それと、最初は英文を見ながら発音すると思いますが、ある程度慣れてくると英文を見なくても一緒に発音できるようになります。ここでも能力向上を実感できるでしょう。
この繰り返しをやっていると、あるとき「あれ!!!簡単じゃない!!みんなすらすら聞ける!!」と実感できるときがあります。同じ事を何度もやっているわけですから、当然と言えば当然ですが・・・。もし、今ある教材が簡単でつまらなくなったら、気分よく次の教材を買いに行きましょう!!ひょっとするとそのときはかなり聞きとれるようになっているかもしれません。
それから、聞き流す、とういこともいいのですが、あとでちゃんと何を言っていたのか理解しなければ、効果は低いです。ただ、何度も聞き流していれば、あとで英文を読んだときに理解が早いです。
Part2
「会話は必要ない、Readingだけできれば大丈夫」という人でも、リスニング学習は必要です。それは、英文を読む速さに関係するからです。日本語調的に1単語ずつ読んでいては、いつまでたっても速く読むことはできません。日本語と違うのは、文法、発音のほかにリズムが違うのです。このリズムの違いは、読むときにも現れます。
これを訓練する方法は、聞くことです。しかし、英会話の練習ほど一生懸命になる必要はありません。毎日15分、30分程度、英語を聞くことです。これをやっているときに注意する点は、意味が理解できなくても、なるべく単語を追いかけること。そして、そのリズムに耳を慣らすことです。
これを続けていて気がつくことは、英語を聞かずに英文を読むときと、そうでないときは読む速さが違うことです。これに似た例としては、スキーでうまい人の後ろについていくときとそうでないときは、自分の滑りが違います。英語でも同様で、自分の中の英語のリズムが聞いた英語の速さになれていると、自然と速く英文が読めるようになっています。